簿記3級試験の難易度がひと目でわかります
簿記3級の難易度は決して高すぎではありませんし、難易度を検証することで合格のコツまで探り出すことができます。
簿記3級の難易度を絶対的な数値で探るには、やはり合格率や合格者の数を引用するのがいちばんわかりやすそうですね。ここで図を導入してみましょうか?
受験者の数 | 合格者の数 | 合格率 | |
第131回試験 | 83,409名 | 34,294名 | 41.1% |
第132回試験 | 95,846名 | 30,622名 | 31.9% |
第133回試験 | 84,846名 | 33,513名 | 39.5% |
第134回試験 | 85,585名 | 29,025名 | 33.9% |
第135回試験 | 93,781名 | 45,045名 | 48.0% |
第136回試験 | 75,049名 | 30,690名 | 40.9% |
第137回試験 | 78,726名 | 37,824名 | 48.0% |
第138回試験 | 86,659名 | 33,363名 | 38.5% |
第139回試験 | 79,460名 | 42,990名 | 54.1% |
第140回試験 | 79,467名 | 41,910名 | 52.7% |
簿記3級の試験の難易度は、こうして合格率の推移を見やすくしてみるとどうでしょうか?
簿記3級の合格率・試験の難易度は、一定していない
数字がときどき、かなり大きく変わってしまっていますね。簿記3級の難易度は、試験問題の難しさが変わることでかなりのしわ寄せを受けることは間違いありません。
簿記3級の合格率・試験の難易度は、ときとしてかなり楽になることもある
最近の2回、140回と139回は合格者が過半数に達してしまっています。つまり、難易度としては楽なほうだといえます。
簿記3級の試験の難易度は、平均すると「まずまず」といってOK
この表のもっと前の記録も含めて合格率の平均値を出すと、だいたい40%を軽く下回るくらいになります。簿記3級の難易度は2~3名に1名の割合で合格者が出ているくらいの度合いといってしまってもOKでしょう。
ときどき20%、あるいは10%くらいに暴落しますが、さすがにそれが何回も続くことはありません。
ここまでを総合するとどうなるでしょうか?
簿記3級の試験の難易度は、油断してはいけませんが、他にもっとだいぶ難しい資格試験があることを思えばだいぶ楽です。まったくの素人でも1度の受験で合格できるチャンスがけっこうありますから、とても余裕のある試験だとみなしてOKでしょう。たとえば、少し難関の大学入試等と比べても数倍楽だといえます。
少し難しい高校受験と同じくらいだと思ってもいいくらいです。
それでは、油断せずにすきのない対策をしながら簿記3級の試験に受かるには?
そのためのコツはのちのページで書くことにして、次に2級の試験の難易度を見てください。
