簿記試験は、初心者でも苦しまずに合格できる難易度の試験もありますし、うまく合格するためのコツもあります。

簿記は誰でも独学できる難易度とはいえない

簿記の勉強を考える上で、最後に、失敗と無駄が多い勉強方法について警告しておきたいと思います。それは独学で簿記をものにしようとすることです。

簿記は「難易度が高すぎて合格者が10%もいない」なんて試験ではないので、独学で勉強して試験に合格しようとする人たちがしょっちゅう出てきます。
簿記の独学は、確率からいえば確かに不可能ではないですし、できる人は毎年少数ながらいます。

この「少数ながらいる」ことが大きなハードルでしょう。
簿記の2級・3級の合格者は2~4名に1名くらいの割合ですが、学校や通信講座で勉強している人たちがかなり入っているはずです。
独学なら、簿記試験合格者は2~4名に1名の割合どころではなくなってしまうと考えるべきです。

ここまでだけでも独学の簿記受験に問題があることはわかりますが、そもそも受験まで行かない割合もあります。
簿記の独学をはじめたとしても、うまく進まなくて結局途中で断念する羽目になることもすごくたくさんあるからです(完全にあきらめてしまうか、または独学をあきらめて学校なり通信講座なりに頼ることに変えるかはまた別の話ですが)。

ようするに、簿記の独学受験は、時間や労力をものすごく無駄にするリスクがあるわけですね。
独学は、「学校や通信講座に支払うお金がなくていい」なんて感じるかもしれませんが、実際の話、通信のトップクラスの講座だったら、2級と3級をセットで申し込んでも3~4万円くらいの出費で終わります。独学でも教科書や問題集を買いそろえないと絶対に受かりませんから、総合的な出費を比べると通信でもそんなに独学より高くつくとはいえません。

独学の簿記受験は、簿記資格を就職や転職に使いたい時期が1~2年以上先にある人だったら現実的かもしれません。
その間に試験は何回もありますから、マイペースで合格に近づくこともできるでしょう。
しかしほとんどの初心者はそんな悠長なことをいっていられないでしょう。

独学の簿記受験は、自由な勉強ができますがすべてが自分任せになる分挫折も非常に多いです。
自由さという意味では通信講座だって悪くはありませんし、自由に時間を使いながら、わからないことを逐一教えてもらえる通信講座のほうがずっと得をするといえます。
そのあたりをよく考えてから勉強法を決めてほしいと思います。

>>効果的な勉強法を知れば難易度や合格率を気にせず試験にのぞめます。